インターネットカフェ経営(漫画喫茶)のことを暴露します

私は元々インターネットカフェを2店舗経営していました。

両店舗とも既存の営業している店舗を買い取ったので、一から店を作ったわけではありません。

買い取った後には両店舗売上を120~130%に伸ばすことができ、それなりに利益をもたらしてくれましたが、運営しているうちにインターネットカフェの業界にどうしても明るい未来を見出せず、売却をしました。

これからインターネットカフェを始める方のために私にわかる範囲、さらに同業の方に迷惑をかけない範囲で今のインターネットカフェ業界のことを紹介したいと思います。

まずインターネットカフェ経営は今非常に難しい状況にあります。

その理由はいくつもありますが、大きな理由は2つです。

①スマートフォンの普及によるPC需要の低下

スマートフォンが普及したため、ほとんどのことがPCではなくスマートフォンでできるようになってしまいました。ゲームもPCでオンラインゲームをプレイする人は非常に少なくなり、ほとんどの人がスマートフォンでソーシャルゲームをするようになってしまいました。
そのため、今までPCを使うために来店してくれていた方が来なくなってしまいました。

②大手の出店による売上の低下

ある大手の1社がとても強く、どんどん新規出店をしています。
インターネットカフェはFC(フランチャイズ)に加入しているところも含め、個人や零細企業が経営しているところが多いので店舗にかけることができる費用も限られています。
大手はその何倍もの費用をかけ、あらゆる設備を導入し、個人や零細企業では到底真似できない店を作ってきます。近くに出店された場合は無策だとかなり多くのお客様を取られてしまいます。
そんな桁違いの店が色んな場所にどんどんオープンしているので、今は近くにその店がなくても近い将来競合するエリアに出店をしてくる可能性が高く、そうなった場合今は利益が出ていても1年後には赤字になるということが大いにあり得ます。

あとは細かい部分でいうと民泊の普及による宿泊需要の低下やコミックや雑誌の電子書籍の普及、人件費の高騰などです。

ただ難しいのは事実ですが、良い点もいくつかあります。

大手と価格差をつけることにより差別化をしやすい

飲食店には提供する食事に原価があります。
飲食店の大手では仕入れる量が非常に多く、安定して仕入れるので原価が個人店などに比べてかなり安くなります。
さらに飲食店の大手は値下げ競争をしているので、個人店や零細企業などは値段で対抗する術がありません。
インターネットカフェは主にいただくのは座席利用料のため、元々原価というものがありません。あるのはドリンク代とゲームをプレイした時や動画を見た時に発生する利用料くらいで、そこは大手と差はつきますが、微々たるものなので考慮する必要がない程度です。
さらにインターネットカフェの大手は値段を高くする傾向があるで、値段の部分は個人店や零細企業でも大手を簡単に下回ることができます。
設備に関わらず安い方を選ぶ客層もインターネットカフェには結構いるので、値段差を付ければ大手が近くにあったとしてもある程度は集客することができます。

大手以外の競合のクオリティーが低い

店舗には立地や近隣の状況などにより見込むことができる売り上げがあります。
現在ある店舗の半数くらいは経営者や従業員のスキルが圧倒的に不足しており、本来来店していただけるお客様をみすみす逃してしまっている状況です。
具体的なことは現在運営する店舗の妨げになってはいけないので言及は避けますが、大手などできちんと店舗のマネージメントを学んだ方が運営をすれば大手以外の店舗を圧倒することができる可能性が十分にあります。

アルバイトの応募がたくさんくる

インターネットカフェは楽なアルバイトということでインターネット掲示板で度々名前があがります。実際に仕事内容は大手以外ならとんでもなく楽です。
私自身、もしまたアルバイトをする機会があれば、絶対にインターネットカフェの夜勤にしようと思うくらい楽です。
それが求職者に浸透しつつあるので、地域にもよると思いますが安い時給で求人をかけてもたくさんの応募があります。
一番コスコパフォーマンスがいい求人媒体はタウンワークだと思います。
タウンワークなら一番小さい掲載枠18,000円+モバイルセット4,000円で22000円(税抜)でタウンワーク(紙媒体)1週間とフロムエーナビ(WEB)2週間掲載できます。
ただし、楽さを求めて応募してくる方の多くはきちんと働いてくれないので、面接などで見極める必要はあります。

上に書いた良い点、悪い点を考慮した上で、やはり最初に書いた通りインターネットカフェの経営は非常に難しくなっています。

 

インターネットカフェ経営は儲かるの?

儲かっている店舗もありますが、利益がほぼゼロもしくは赤字の店舗の方がかなり多くなっています。
その証拠に閉店する店舗は毎年多数ありますが、新規出店する店舗は少なく、さらに新規出店しているのは主に大手だけです。

インターネットカフェ経営は楽?

手間がかからないという点ではかなり楽です。アルバイトと1人の社員もしくは経営者だけで十分にお店が回ります。特に専門的な知識も不要ですし、求人を出すとたくさん応募をいただくことができるので、人手不足もそんな深刻な状態になることはありません。
ただ24時間営業なのでいつトラブルが起きるかわからないという不安は多少ですがあります。

どんなお客さんが来るの?

地域によってかなり違いますが、主には30代~60代の男性です。男女比は9:1くらいです。
日中はスーツを着たサラリーマンの方が多く、夜は特定の住居をもっていないような方や水商売の方、あと飲み会後終電を逃したサラリーマンが多いです。

トラブルやクレームは多い?

トラブルやクレームは他の業種に比べてとても少ないように思います。
インターネットカフェはどちらかというと一人で過ごすのが好きで、内向的な性格のお客様が多いことがその要因になっていると思います。

インターネットカフェはどんな場所だと利益を出しやすいの?

色々ありますが、日雇い労働者が多い地域は宿代わりとして安定して使ってくれるため利益を出しやすいです。逆に利益を出しにくいのは学生街です。
繁華街はもちろんお客様は多いですが、家賃や人件費もかかるので、一概には言えません。